FIRE ARROW

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2016.12.31

2016年を振り返って。by SYOGO

こんばんは、SYOGOです。

いよいよ2016年も終わりに近づいてきましたね。

今は紅白歌合戦を見てる方が多いんじゃないかな?

椎名林檎さん、さすがでしたね。感動しました。

画面の向こうからでもストレートに感動を与えられるというのは凄まじい事だと思います。

他のアーティストさんも、もちろん素晴らしい演奏ばかりで、本当に良いものをみたー。。

 

 

それはさておき、今年、僕SYOGOとして一年間大切にしてきたものがあります。

それは【一人の人間として】。

いろんな人と話をするようにしました。

というのは、今まで音楽関係者さんと話をしたり、ご飯を食べたりすることがメインであって、

そうじゃない人、つまり音楽の世界とは全く共通のない人達と関わることは

今までほとんどなかったんです。

 

それが、2016年になって、もっと沢山の人と関わりたいとそう思うようになりました。

理由としては、

FIREARROWのボーカルとしての自分と、そうじゃない時の自分の違いが

悪い意味で、あまりにもでかく感じてしまったのです。

 

スポットライトを浴びている時、格好良いのは当たり前です。

輝いて見えるのですから。

ただ、普通に町中を歩き、仕事をし、買い物をする。

そういう時に、双方共に同じような物(格好良さ)を手にするにはどうしたら良いんだろうと思いました。

 

その自分なりの答えが、音楽の世界で生きている人以外の人達と沢山会話することでした。

違うフィールドで日々戦い、家族を持ち、その周りにいる人と、どう付き合っているのか。

興味がすごく湧いてきました。

 

例えば、ライブハウスに行った帰りに、

同じ電車に乗っている、左手の薬指に指輪をし、くたくたになっているスーツ姿のサラリーマンの人達は

何を考え、何と戦い、何を提供し、どんな失敗をし、どうやって明日の自分に繋げているのか。

そして、家に帰ったら家族とどんな話をするのか。言ってしまえばそんな事です。

 

もっともっと人として、深く関わりたいと。

その上で、今まで真剣に話をする事もなかったような年下の子や、年配の方と沢山関らせて頂き、

話を何度も何度もさせて頂く事が、いつの間にか自分を成長させる最大の時間なんだと確信に変わっていきました。

 

そうする事によって、一個人として、みんなと同じ、一人の人間として沢山の物を得ました。

一年間そう生きました。

いつの間にか、僕の中でステージに立つ時以外の僕と

FIRE ARROWとしてステージに立つ時の僕の違いがなくなっていきました。

 

今まで二人いた自分が、一人になりました。

僕の周りには、今までどこか上辺で付き合っていた気がしていた人間関係も、

心から大切な仲間が気が付けば沢山いました。

 

ある意味、今までで一番自分自身が成長出来た1年間になったと思います。

 

自分の話ばかりになってしまいましたが、

こうやって今、来年に向けて希望の光を目に宿し、ブログを綴っていられるのも

いつも応援してくれる皆がいるからなんです。

 

皆に恥をかかないように、もっともっと人として泥臭く、人間臭く伝えたい物を沢山増やしたいという思いで

練習し、制作をする原動力になっています。

 

 

2017年は、もっともっと沢山の人と話をしたいと思っています。

 

皆が生きる上で必ず共有する【お金を稼ぐ】という事に対しても

一人ひとりが確実に違う理由を持っていて、目の前にある100円に対しても

一人ひとりが確実に違う意味合いを持たせます。

その背景をもっと知りたいんです。

 

それを、僕が思う歌に変えて皆に届けたい。

2017年は、無理やり入るのではなくて、もっとみんなの心の中に自然に入れるような

歌を歌えるように生きようと、今は何の迷いもなく思えます。

 

見せかけの格好良さはもういらない。

格好悪くても人間味を大切にしたいです。

 

それが僕が2016年の中で見つけた音楽=宝物

 

です。

 

どうか2017年も応援のほど、宜しくお願いいたします。

FIRE ARROW ボーカル SYOGO